今回はフィールドを思いっきり自然の中にシフトして、山に登りながら考える、次世代型思考実験プロジェクトです。
今回のフィールドは、鋸山@千葉県
今回の舞台は、千葉県の南東に位置する名峰「鋸山(のこぎりやま)」。天気の良い日は、三浦半島までぐるーっと東京湾が一望でき、太平洋から工業地帯を目指して入ってくる大型タンカーの航路がくっきりとよく見えます。きっと江戸末期、黒船が浦賀に来たのも、ここからよく見えたことでしょう。そんなことをイメージさせてくれる鋸山。
山自体に目を移すと、豊かな自然が残る散策路と、文明の存在を感じさせてくれる石切場跡の「ラピュタの壁」。さらに足場がないようなスリル満点な「地獄のぞき」。その自然と文明とのコントラストが、私たちの思考を刺激してくれるはず。
山に登りながら考える。それが哲学登山
哲学登山、どんなことするの?むずかしくない?気になりますよね。そこについても説明していきますね。
山に登るとき、いつもどんなことを考えていますか。山に登ったことない子は、歩いているとき、走っているとき、どんなことを考えているかな。ふと、いいアイデアが思い浮かんだり、これってあれじゃん!って急にひらめくこと、ありませんか。夢中になってて、何も考えてないこともあるよね。元々何も考えてない?それだっていいんです。
今回の哲学登山では、その「突然現れるひらめき」や「何も考えてない時」の力に頼りながら、みんなで1つのお題となる「問い」について考えていきます。
難しいものではありません。今回は「なぜ山に登るのか」について考えていきます。歩きながら、自分なりに考え、仲間と話し、そして時々何も考えなかったり、関係ないことで盛り上がったりする。そんなことを繰り返していると、教室で机に座っているだけじゃ出てこない「考え」や「ヒラメキ」が現れるかもしれない。思いもよらない考えが出てくるかもしれない。身体を動かしているから、いつもと違う環境にいるから、山の上から見るから、見えてくることがあるかもしれないし、変わらないかもしれない。
そんなことを、「まずやってみる!」。それが、哲学登山です。
今回、なぜ哲学?そんな疑問にもお答えします。
シッパイの学校で大事にしていることは、「やってみること」と「考えること」。それは、「やってみる」だけでもなく、「考える」だけでもなく。考えてやってみる。そして、大いにシッパイする。そのサイクルを回すことによって、どのような世界になっても楽しんで生きていけるためのチカラが備わると私たちは考えています。
今回は、その「やってみる」は『登山』に、「考える」は『哲学』にして、実践してみます。
シッパイの学校のケン&ユリは、言わずと知れた、哲学の専門家。「こどもの哲学対話」主宰のケンと、「こども哲学おとな哲学アーダコーダ」理事のユリ。これまで子どももオトナも巻き込んで、哲学対話をたくさんしてきた2人と、親子登山のプロフェッショナル、ジョニーとで、哲学登山を実施しますので、考えるより動きたいあなたも、体力に自信がないあなたも、大丈夫。是非ご参加くださいな。
ちなみに、今回のコースは登山経験がなくても大丈夫。なぜなら、降りる方法として、ロープーウェイという選択肢もあるのです。万が一歩けなかった場合、帰りだけロープウェイを使うチートコースもございます。足に自信がなくても大丈夫。
開催概要は以下の通りです。フルってご参加ください!
▼実施概要
●開催日時:11月3日(木)(祝)9時00分~15時00分
●集合場所:JR内房線『浜金谷駅』
●参加費:7,700円/人(税込)(日本寺拝観料込)※例)オトナ1名+子ども1名=計2名で参加の場合、15,400円となります
●受付組数:20名(最少催行人数:6名)
●持ち物:ランチ、水筒、おやつ、雨具
●服装:長袖長ズボン / 帽子 / 歩きやすいスニーカー
●対象年齢:小学1年生以上の親子
●1日の流れ:9時:全体集合 / 15時:解散(ロープーウェイ乗り場(山頂駅)にて解散します。登山道を下山する方はスタッフと一緒に下山しましょう)※ロープーウェイ乗車料金は参加費に入っておりません