4月の陽気のいい土曜日、横浜LIVINGTOWNみなとみらいにて、シッパイの数だけ、スプレーでカラフルになっちゃうチャレンジイベントを開催。
今回、シッパイの学校がコラボしたのは、ピックルボールの愛ちゃんこと吉冨愛子選手。
彼女は、高校、大学日本一、そしてプロテニスプレーヤーとして長らく世界と戦い、引退後、アメリカで爆発的に競技人口増加中のピックルボール選手として世界と戦うチャレンジを始めた、いわばチャレンジのスペシャリスト。今日は、そんな彼女から、「チャレンジできる人になるポイント」を教えてもらいます!
チャレンジする人になるには
愛ちゃんが話してくれた、チャレンジできる人になるための、2つのポイント。
それは、
1、山ほどシッパイする
2、工夫する
今日はこの2つを意識して、終わる頃には「チャレンジできる人」になっちゃいます。
1、山ほどシッパイする
1つ目のポイントは、誰よりも思いっきり、そしてたくさんシッパイすること。何かをスタートする時には、上手くならなきゃって思うけれど、そんなの後でいい!
「できるようになることは、誰よりもシッパイすること。今日は、シッパイの数を増やそう!!」
という愛ちゃんのコメントで、まずは個人でラケットを使ったトリックに挑戦。
「たっくさんシッパイしていこう!」
「いっぱいチャレンジしていこう!」
こうした声がたくさん飛び交う中で、トライしていきます。
そうすると、みんな、いろんな技やレベルに挑戦するのです。今日は「出来た」ではなく、「チャレンジした!」がポイント。みんな、たくさんシッパイしてくれます。ナイス!
中でも、「ワタシも成功するか分からないけれど、この技にチャレンジしてみます!」と愛ちゃんがトライし(見事シッパイしてくれ)た技は、オトナも子どもも、みんな全集中でチャレンジ。
愛ちゃんというリーダーが率先してシッパイしてくれたことで、周りの人も「シッパイありき」でトライできるし、もしかすると、もしかすると、「自分はできるかもしれない!」から。ここで「チャレンジする空気感」が一気に加速しました。さすがチャレンジの達人。周りの人を巻き込むのも上手い。
そのあとは、お待ちかね、スプレータイム。
楽しくシッパイするために、色で見える化していきます。
たくさんシッパイした人は青、工夫できた人は黄色、最初より上手になった人は赤。1色でもいいし、複数色をもらってもいい。緑の芝に、カラフルなTシャツ達が映えますね。
2、工夫する
後半は、ふたつめのポイントの「工夫する」を意識してやっていきます。
こちらは、チームで挑戦。
お題は、ボールをリレー形式で反対側まで運ぶこと。愛ちゃんからは「ギリギリ出来るか分からないことにチャレンジしてボールを運ぼう!」「工夫を凝らすことに集中して、速さは競わないよ」というお題。
みんな真剣に、ギリギリ出来るか出来ないかにチャレンジ。
片手運びに挑戦する子や、走ってみるカーさん、バウンドさせながら運ぶ子や、足の間でタップしながら持ってくるトーさんなどなど、みんな個性的な工夫をたくさん見せ、そして大いにシッパイしてくれました。シッパイ万歳!
もうこの頃になると、チャレンジが楽しくて仕方ない。みんなが「すげー!」って称賛してくれるし、何より新しいことができるようになるのはうれしい!
いろんなところで「こんなの思いついちゃった!」「やってみる!」のフラグが立っていました。ナイスチャレンジ!ナイストライ!
この後は、またお待ちかねのスプレータイム。先ほどと同様に、青、黄色、赤でTシャツを染めていきます。
Tシャツは、前にも増して、自分のチャレンジとシッパイが現れます!
カラフルTシャツお披露目
そんなそれぞれのチャレンジとシッパイの足跡が残ったカラフルTシャツを、みんなに紹介しながらの振り返りで最後締めくくります。
「今日はいろんなチャレンジが楽しかった」
「たくさんシッパイしたから青が多くなった」
「学校でももっとチャレンジできそうだと思った!」という声や、
「普段、(子どもが)シッパイしないようにって先回りしちゃうけれど、シッパイってさせた方がいいですね」というカーさんの声や、
「シッパイしていいって空気感がチャレンジしようって気持ちになった」というトーさんの声も。
もう私たちの伝えたかったこと、しっかり伝わったようです。
伝えたかったこととお土産も!
この日、愛ちゃんに伝えてもらったことは、「チャレンジできるような人になる!」には、山ほどシッパイをすることが必要。そして、工夫をしていくことが必要。そうすれば自然と上達していく。先に上達を目指すんじゃなくて、シッパイしてもいいからまずやってみる!人と比べない。シッパイを恐れずに何度もやってみた先に、見えてくることがあるよ!これがとても大事なポイントでした。
そして、今回、スペシャルなお土産も。
今日1日で、チャレンジできるようになるのは、難しいですよね。そこで、参加者さんにチャレンジ・チェックテストをプレゼント。毎日、「シッパイしたかな」、「工夫したかな」を積み重ね、100ポイント貯めた頃には、「チャレンジできる人」になってしまうという、原始的ですが、逆に最先端のシートとなっています。
行動を変えるためには習慣を変える。毎日シッパイと工夫を積み重ねよう!
なんでチャレンジできる人になる必要があるのか
ではなぜ、そもそも「チャレンジできる人」になる必要があるのか。
現代は、VUCA時代。先の見えない、正解のない時代です。決まった答えは無く、新しい答えを導き出す必要のある時代を生きていきます。一回で正解が出ないことも多いでしょう。だからこそ、自分で課題を設定してチャレンジしていくことが必要。チャレンジし続けられれば、きっと道は見えてくる。
そこで、チャレンジのスペシャリストであるアスリートに、その秘訣を楽しみながら教えてもらおうという、シッパイの学校と、アスリートの支援プログラムをしている一般社団法人アポロプロジェクトとの共同開催です。
最後に愛ちゃんが話してくれたこと
最後に、愛ちゃんが、テニス選手の話をしてくれました。
「テニス選手時代の後半、シッパイするのが怖くて、今まで勝っていた選手に負けることが嫌で、新しいチャレンジをしなくなってしまった。そしたら、大好きだったテニスが、全然楽しくなくなってしまったんだ。あの時、シッパイ恐れず、たくさんチャレンジしていたら、もっと強くなれたし、テニスも大好きで続けられたと今だから思う。だからみんなには、シッパイを恐れずに、むしろシッパイを楽しんで、たくさんチャレンジしてほしい!」と。
そんな愛ちゃんは、新たなチャレンジ、「ピックルボール」を見つけ、今はシッパイを恐れずに挑戦中。今の愛ちゃんは前しか見ていません。彼女のこれからが楽しみでしかないです。
さらなる愛ちゃんのチャレンジを、これからも応援していきましょう!
そして、引き続きわたしたちも、シッパイを積み重ねて、チャレンジしていこう!
次のシッパイの学校は、8/31(土)に佐倉城攻めを準備中。乞うご期待!
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